Prince - I Would Die 4 U
まさに自分にとって『I Would Die 4 U』的存在だった
我がPaisleyParkと
Discotheque Saloon : GLAM SLAMは結局のところ
チケット発行の際に依頼していた処理
『全てをリセット・削除しデフォルトの新しいSIMにして渡してやって欲しい』
という要望は、予定通りに処理されず
まんまる全て揃ったまま譲渡先様に譲渡されてしまったため
自分の手で壊さなくてはならなくなり
自分の手で破壊しました。
SIM全体をすべて破壊して行ったのですが
全ての破壊作業のSSは撮っておらず
GLAM SLAMの『本体』のみ本気の大解体ショーを
自分の手で行い、自分一人でその様を見送りました。
エントランスやオープンステージを含む
外回り部分は消したのちの、本体のみです。
ここだけは、削除(消す)のではなく、テイクするのでもなく
物理的な破壊です。
本体部分のみで内装外装含めて2840プリム。
全てに一気に『物理』と『臨時』をセットして
中央大屋根を高く上に持ち上げて、一気に突き落として
破壊する様を見届けました。
そのSSが前のエントリーに貼り付けている4枚。
あまりにあっという間に見事に壊れて行くので
しばらく圧倒されて見入ってしまい4枚しか撮れず。
なんとも言えない虚無感に襲われて
しばし、なにもなくなってしまい
SIMの名前も変わってしまった我がSIMのど真ん中に立ちつくし
真の自由と言うものについて考えたりなどしながら。
発つ鳥跡を濁さずではないけれど
PaisleyPark SIMがオフラインになり
次に復帰する時に、まっさらのSIMとして速やかに先様に渡るように
また、PaisleyParkの消滅の時に
最後まで一緒にいたいとSIMと共にいようとしてくださる皆さんに
美しい姿のまま消えて行く様を見てもらいたいという願いと
自分自身も、美しく消える我がSIMを望んでいたことから
非常に留意して細かく作業工程のお願いを認め
チケット発行していたにもかかわらず
結局は自分の手で更地にする作業をしなくてはならなかったこと。
また、先様の要望通りに
速やかに希望座標に設置、引き渡しがなされず
何度も何度もリンデン・ラボ社のサポートとやりとりをして
ようやく、彼の希望通りに彼の元にSIMが設置ししたのは8月10日のこと。
5日間も予定より余分にかかりました。
これらすべての作業遅延と無駄なやり取りを増やす原因となったのは
約1カ月近く以上も前から
用意周到にチケットを発行し
その後『作業中』のサインに変化はしたものの
要望通りにきちんとできるのか?その日にきちんと作業はなされるのか?
いったい何時頃になるのか?その他不備はないか?などの
双方からの問い合わせにも返事もせず
それでも・・・とライブチャットを通じて問い合わせたにも拘らず
きちんとした返答すらくれないままに
勝手にライブチャットを閉じるなどし
きちんとしたチケット内容の把握もせず
行うべき大切な確認作業を怠った
リンデン・ラボ社のカスタマーサポートの怠慢に他なりません。
月に1SIMあたり295ドルもの維持費を支払い続け
困った時に発行するチケットはなかなか開いて読んでもらえない。
読んでもらっても、的を得た返事を得られる確率は少なく
とっくにそんなことは自分で調べて試しましたが。と言いたくなるような
Wikiやナリッジベースの該当(と思しき)箇所のリンクなどを貼り付けてくるばかり。
あのね。既に書き記されていることは
当然のように自ら調べ、試すくらいのことはやるんです。
それが、SIMオーナーですから。
そしてまた、それ以上に、できうる限りの検証や改善作業を
懸命に懸命に繰り返し施し
それでもなお、改善しないから
或いは、そのようなことではなく技術的に
自分自身がどうこうできる範囲のものではないから、チケットを発行する。
それが、SIMオーナーだと思っています。
もしかすると
見りゃわかることを見もしないで
どんどんチケット切る人も、多くいるのかもしれないですが
『ここまで試しましたよ』ということの全てを
丁寧に記した上でチケット発行をしているものにまで
基本的なナリッジベースのページなんかを、貼り付けてよこすなどと言う
失礼極まりない適当なサポートをする企業は、これまで見たことがありません。
サポート担当の知識不足や
サポートスタッフの教育不足などももちろんですが
そもそもチケットの内容を落ち着いてきちんと読んでない。
そう、こちら側に思わせる、悟られるようでは話にならない。
それでも、比較的自分は
かなり何かあった時には融通効かせて対処してもらった方だと思ってますが
それも、過去のこと。チヨ・リンデンさんがいらっしゃった頃だけのこと。
チヨさんがいなくなって以後は
SIMのコンディション面では何故か
いつも優遇してもらっていたように感じてはいるものの
やはりいざ、何か問題がおきた時の対処は、先に書いたようなことばかり。
それなのに、非常に残念なことには
リンデンドルを購入するということは
例え少ない額でも
こんなずさんなリンデン・ラボ社と、取引をしている。ということになります。
なので、自分はもう、課金はしたくありません。
できることなら、1円たりとも、です。
故に、既に流通しているリンデンドルを得て
それを使用して、インワールドの暮らしを豊かにすることは
大いに素晴らしいことだと思います。
なんなら、リンデンドルを得て
それをドルに換金、ひいては円に換金するなどして
外部に持ち出し、自分のリアルに還元するなら
もっともっと素晴らしい思う。
しかしそれも、多くの人がリンデン・ラボ社の『セカンドライフ』の世界に
たくさんのお金を落としているから。
多くの人が、たくさんのお金を落としながら
ほんのちょっとした不具合や、ほんのコマンドの選択ミス程度で
あとかたもなくなってしまうような
『3Dオブジェクト、或いは単なるデータファイル』を買い集め
場合によっては寝る間も惜しんで、この世界を飾り、美しく楽しく形成する。
それなのに
気持ちよく楽しむためのサポート、フォローを満足にしてもらえず
時間と労力と技術と苦労を惜しむことなくつぎ込んで製作し
インワールドに持ち込んだものの全てのデータ及び著作権は
ほぼ完全に守り切れなどしない。
それはまさに、虚構の脆弱世界。
こんな世界に
自分の愛するあの最も著作権と自らの作品の存在意義・価値にうるさい男
プリンスがやってくるわけがないじゃないか。と
この結論に達したのは、実は2年ほど前の夏のこと。
かの有名なU2がインワールド内で行っているライブの様子を
Youtubeで見たあの日から
バカみたいに大真面目に
プリンスの3Dライブの夢を胸に抱き、やってきたすべて。
その夢自体は、実は、とっくに壊れていたのです。
けれども自分は、SIMを手放せなかったし
多くの野望も捨てきれなかったし
多くの可能性を見ていました。
そして何より、セカンドライフの中に生きる人達が好きだった。
どんなに気ちがいじみた人であっても
この世界の中に、それぞれのアイデンティティを見出したり
リアルではなかなか実現できないことや
チャレンジできないことを
ここで体験したい、実験したい、やってみたいと
真剣にトライしようとしたり、楽しもうとしている
そんな、みんなみんなが好きだった。
結局は、すぐそばに限界値はあって
例えば、リンデン・ラボ社が明日『倒産しました』なんて言ったら
無くなってしまう全てであることなんか、みんなわかってても
それでも、みんなは生きている。暮らしている。楽しもうとしている。
夢をかなえようとしている。希望を持っている。
美しいデジタルの箱庭を
みんなで寄ってたかって懸命に作り上げて
素晴らしい世界を形成して
大の大人が
本気でままごとしているかのような世界。
『仮想空間』だというのに
セカンドライフに馴染めない人、知らない人にしてみたら
ちゃんちゃらおかしい『ゲームの世界』だというのに
懸命に取り組む人たちが
みるみる本当の力や知識や技術を身につけて行く様や
ビジネス的に実質的に成功していく様
これが、とてつもなく面白かった。
ただのチャットや掲示板やSNSと言う形態では成し得ない
『その人となり』や、ある意味
『その人の本質』に近い姿同士で(それが架空のキャラを装っていたり、ファリーやタイニーであっても)
出会い、ふれあい、コミュニケーションが取れるという
ここも、とてつもなく面白かった。
これらこそが
リンデン・ラボ社の『セカンドライフ』が我々に提供するサービスへの
対価の意義であると思ってきました。
リンデン・ラボ社が『セカンドライフ』というサービスを行わなければ
これらを味わうことはできないのですから
これだけでも十分な価値だろう、と、思ってきました。
だからこそ
元の夢が壊れた・・・あるいは
ハナから無理だったことに気付いた時点で
とっくに止めたかったのに
そこで止めずに『もっとやりたいこと』を
さらにより一層、追求しながら続けてきたのです。
この大いなるままごとをやり続けたかったのです。
けれども、終わりです。
粗方の・・・自分のやりたいことはやってしまいましたから。
もう自分は、自分のやりたいことはやっちゃったし
元の夢は砕かれてしまったけれど(つか鼻から無理だったんだけど)
その夢を抱きながら生まれたアレコレとした小さな希望は
ことごとく叶えることもできたように思うし
多くの人達に触れ
好いことも悪いことも全部全部ひっくるめた
たくさんの愛と友情の絆を見ることもできたし、体験もできました。
先に書いたようなリンデン・ラボ社の行うサービスへの対価部分は
十二分に味合わせていただけました。てわけです。
でももうこれからは、お金はいらない部分で
『これまで培ってきたもの』や『これまで得たもの』だけで
インワールドの生活を営んでいくことにして
もう、リンデンさんにお金は入れませんよ?
ボクのやりたいことへの対価の支払いは、済んだはず。そう思ってますから。
そうしながら、今後は、晩年を楽しむかのように
まだまだ飽くなき欲望を胸にしている人達や
夢を実現せんとしている人達や
ビジネス面での成功に向けて励んでいる人達や
リアルではなかなか味わえないアレやコレの全てを
自分なりの範囲で
見て、感じて、触れて、体験して
気ままに楽しみながら、ぼちぼちやっていくつもりです。
結局のところ
最後の最後にやる羽目になったこの破壊作業と
SIMをデフォルトの状態に戻す作業は
自分にとっては、良かったことかも、と思ったり。
とてもはっきりと、すっきりとしましたからね。これで本当に。
最後の最後までリンデン・ラボ社の怠慢に
大いに振り回された形ではあったけれど
まあ・・・それはそれとして、結果的には、オーライだったかな。
なにはともあれ
今まで、ほんと楽しかった。SIMオーナーはほんと楽しいよ。
是非、やってみることをお勧めします。
『一国一城の主』なんて言う経験は
このセカンドライフでしか、恐らく味わえないのでね。
空も海も地上も全てが自分の手の中にあるなんて、SIM持ってなきゃできない。
年間の純ランニングコストは、約30万円ほど。
そのほかに、いろんなもの揃えたり設えるために使用した
『必要経費』という名の金額もたんまりありつつ
それで、約4年近くですから・・・・て
あんま計算はしたくない感じだけども
まあ、ちょっとした車が買えるくらいの金額ですね。
でもこれも
うまくビジネス方面に運営ベクトル向けてやれば
もっと少なく済む、もしくはお金かけなくても済むんですけどね。
なにしろ
ボクは十分、それくらいかける価値はあった、と、そういう結論。
1SIMだけでなく、いっぱい持ってる人は
もっとたくさんそのおいしさを味わってるかもしれないですね。
人のことは、わかんないですけど。
だから、惜しかったとか、もったいなかった、なんてのはちっとも思わない。
ほんとに、ほんとに、楽しかった。
でももう、お金は落とさないからね~!
覚えてろ~、コンチクショー!
だけど、円も異様に高くなってるし~。
ドルは暴落してるし~。
リンデンドル、たくさん買っといて(理想はどんどん稼いで)
あとでドルが復活してきた時に
一気に日本円に変える・・・なんて言うプチFXてのもいいかもね?
なんちゃって。
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